ここまでは自分のサイズが全て分かっているという前提でしたが、自分の体のサイズは自分では計れません。家族等がいれば頼んで計ってもらうという手はありますが、例えば一人暮らしをしていたら、誰かに頼むというのもなかなか難しい場合もあるかと思います。
そのような場合には、自分の手持ちの服で図面を作ってしまうという方法もあります。ここではその方法をご紹介します。
まず自分の手持ちで気に入ったセーター等を用意します。ここでは私がよく着ているトレーナーを例に挙げさせていただきます。トレーナーの、以下の写真の各部分の寸法を測ります。







各写真にある通りざっと着丈、肩先幅、身幅、アームホールの高さ、首幅、袖丈、袖口幅をメジャーで計ります。このトレーナーの各サイズは以下の通りです。

「着丈」には、衿の部分の幅は長さに含めていません。衿の幅は最後に衿ぐりを編む時に好みの幅にできますので、細めでも太目でもお好みで編みながら決めていいと思います。同じように、「首幅」にも衿の部分の幅は長さに含めていません。
参考までにここまでご紹介しましたセーターの各部位も並べてみました。トレーナーの方が肩先幅や身幅、首幅がやや大きく、袖丈も長くなっています。結構着ているトレーナーなので、少し伸びている可能性はあるかなと思います。

デザインノートに、各部位の寸法を落とし込みます。袖ぐりのカーブ、衿ぐりのカーブ、そして袖山のカーブについては、それぞれこれまでにご説明した方法でハンドライトで描き込んでください。
これらの寸法に基づいてデザイン図にすると、こんな感じになります。参考までに後ろ身頃と袖はセーターとも並べてみました。
セーターとトレーナーの後ろ身頃のデザイン図(比較)

トレーナーの後ろ身頃と前身頃のデザイン図

セーターとトレーナーの袖のデザイン図(比較)

デザイン図ができたら、好みの針と糸でゲージを取ってから、これまでご説明した通りに編み図やメモリーシートに落としてください。肩下がりの部分と袖の直線部分は、平均計算で計算して編み図に落としてください。編み図まで出来たら後は編むだけです。
このように自分のサイズが計れなくとも、お気に入りの服をベースにしてデザイン図から編み図を作るという方法もあります。ご参考まで。