一通りセーターの編み方と自分サイズの編み図の作り方までご説明させていただきました。普通のデザインでしかご説明しませんでしたが、取りあえずこれで好きな太さの棒針と毛糸で、自分サイズのセーターやベストを作る事ができると思います。
肩下がりと袖の直線部分の平均計算が少し分かりにくいかと思いますが、このブログに挙げた例を見ながら計算していただければ、間違いのない編み図を描く事ができると思います。確認のために先生に細かく教えていただきながら作ったベストやセーターの図面を取り出してそれぞれで計算してみましたが、先生にご指示いただいた通りの形でした。
自分で作ってみて分かったこと
正直なところ市販のセーターで満足できるのであれば、そちらの方が安上がりです。ハンドメイドは毛糸代も決して安い訳ではありませんし、手間もかかります。しかしながらハンドメイドであれば、自分が気に入ったものを作る事ができます。
私は非常に寒がりなので、市販のセーターでは(それがカシミアであっても)薄くて寒くて不満でした。でも先生から太い毛糸と太い針を使ったセーターの作り方を教わって作って着てみたら、その暖かさにビックリしました。
物理的にはカシミヤ等の繊維は細いので、薄くとも空気の層ができるから暖かいと言われています。でもやはり太い糸で分厚く編んだものの方が明らかに空気の層は厚く、より暖かく感じます。
また分厚いセーターはベストと違って脇部分が空いていないため、更に暖かく感じます。首回りと脇部分が締まっている方がより暖かく感じられるという事も、自分で作ってみて分かった事でした。今後は自分用にVネックは編まないと思います。
やっぱりくつ下の方が簡単
しかしながら改めてこうしてセーターまでまとめてみると、やはりセーターやベストよりくつ下の方が簡単で楽だなあと思いました。
セーターの場合には、別鎖でのゴム編みの作り目、肩下がりの引き返し編み、肩のかぶせはぎ、両身頃の閉じ、衿ぐり(ベストの場合には袖ぐりも)の拾い目、袖を付けるための引き抜き閉じなど、くつ下には出てこない編み方が数多く加わってきます。逆にくつ下でしかやらない編み方は、Judyさん式のつま先の作り目とカカト部分のガゼットヒール(編み)だけです。
またくつ下は、編み図を全く作らなくても編む事ができます。しかしながらセーターやベストだと、一人で全部編もうとしたら最低限、袖ぐりのカーブ、袖山のカーブ、衿ぐりのカーブ、袖口から袖ぐりまでの増やし目、肩下がりの部分は、編み図を作らなければメモリーシートに落とし込む事はできません。
私はくつ下の通気性を高めるために、通気口を設けるのをデフォルトとしているのでつま先部分だけは編み図を作りますが、そうでなければくつ下は算数的に計算した設計図だけあれば編めてしまいます。またセーターやベストより小さい分、毛糸代も安く上がります。
一般的にはマフラーやハンドウォーマーのように比較的簡単なものから始めてベストやセーターに移り、その後でくつ下という感じのようですが、私的にはくつ下をやってからセーターの方が分かりやすいのではないかといまだに思っております。ただここは人それぞれで好みがありますので、セーターでもくつ下でもお好きなものから作られれば良いかと思います。
編み物が良いなと思うところ
編み物は他の物作りと違って作業のための場所を選びませんし、途中での作業の中断も容易です。また機械や刃物は使いませんので、お酒を飲みながら編む事もできます(笑)。
個人的にはお酒を飲みながらできるというのが、一番大きなメリットかなと思っております。私は作る作業を続けてだいたい2~3時間すると、お酒が飲みたくなってきます。でもその作業が機械や刃物を使うような作業だったりすると、危ないのでお酒を飲む事はできません。
しかしながら自宅でやる編み物であれば、お酒を飲みながらやる事は全く(個人的には)問題ありません(笑)。もちろん飲みながら編んでいるとたまに酔っぱらって編み間違う事もありますが、そうした時は「飲んでたからしょうがないよねー」と諦めて、編んだものをほどいて途中や最初まで戻ったりしております(苦笑)。それに他の物作りと違って、材料はムダにせずに作り直す事ができますし。
もう1つのメリットとしては、他の物作りと違ってあまり細かいところに拘らずアバウトにやっても大丈夫といったところでしょうか。他の物作りだとmm単位で注意が必要だったりしますが、編み物では1~2cm程度の違いは誤差の範囲とできますし、途中での編み間違いは「模様」だとしてしまえます(笑)。
編み間違いは自分ではすごく気になりますが、よほど近くで見ない限りそれは分かりません。教室でも他の生徒さんが自分の作品を着てこられた時に「あまり近くで見ないでください~」と言われたりしますが、普通は編み間違いが分かる程近づいて人の服を見るような事はないと思います。ですので自分で着たり、身に着けたりして心地よければ全く問題はないなというのが個人的な実感です。
趣味でやる分ならば、細かい事は気にしないでアバウトにできるというのが(飲酒を含めて)、編み物の良いところだと思います。このブログを見ていただいている皆様も、細かい事は気にせずにアバウトに楽しんでいただければと思っております。
今後編み物についてはくつ下やセーターのようにテーマ的なものではなく、教室で先生に教えていただいた事を含め、雑感的に編み物についての投稿をさせていただこうと思っております。また編み物以外ではこれまで投稿してきた料理のレシピ系に加えて、食べ歩き的なものとかも投稿させていただこうと思っております。このブログがきっかけで私のような「編み物おじさん」や「お料理・お菓子おじさん」が増えてくれるといいなあと思っております(笑)。